「毎月あと5万円あればなぁ…」
そう思ったことは、一度や二度じゃありません。
副業でも、投資でもいい。月5万円が増えるだけで、生活の選択肢は確実に広がる──。
僕はそんな気持ちから株を始めて、気がつけば10年が経っていました。
でも正直に言うと…
トータルでは、180万円の負け越しです。

勝てる月もあるけど、全体で見ればトータルはマイナス。
特に多かったのが「高値掴み」。
上がっている株を追いかけて、買った瞬間に下がってしまう…。
そんな負けパターンばかりでした。
■ せどりで掴んだ“勝ちグセ”
そんな僕にも、一度だけ「安定して勝てた」経験があります。
それが、副業として2ヶ月だけ取り組んだ「せどり」でした。
家電量販店やドラッグストアのワゴンセールにある商品を仕入れてAmazonやメルカリで売る──
やっていたことは単純でしたが、利益はしっかり出ました。
なぜか?
「安く買って、高く売る」
この原則を守り続けられたからです。
それに比べて、株ではいつも「焦って買う」「高く掴む」ばかり。
この違いに気づいたのは、偶然読んだあるトレーダーのブログがきっかけでした。
■ 株も“せどり”のように扱えばいい?
そのブログで紹介されていたのは、こんな手法。
- 銘柄はひとつに絞る
- 数十円の値幅でコツコツ利確
- 大きな利益を狙わず、淡々と回す
まさに、せどりと同じ考え方でした。
「あ、株って“せどり商品”みたいに扱えばいいのかもしれない」
読んでいて、はっとしました。
「これ、せどりとまったく一緒じゃないか」と。
商品を仕入れて、売る感覚。
“値動き”を“利益”に変えるシンプルな仕組み。
その考え方が、自分の中でストンと腑に落ちた瞬間でした。
■ 僕の「せどりトレード」はこうしている
今、僕が実践しているのはこのスタイルです:
- 銘柄は三井住友フィナンシャルグループのみ
- 80〜100円下がるごとに1単元ずつ買い増し
- 30〜200円程度の幅で利確
チャートはざっくり見ますが、「今、安くなってるか?」を直感で判断。
テクニカルでもファンダメンタルズでもなく、“感覚重視”の売買です。
そしてこのシンプルなやり方で、2025年5月の現在時点で+7万円の利益が出ています。
(三井住友以外に三菱商事も1回だけトレード)

■ ほんとに再現性ある?30日間試してみる
手法としては雑かもしれません。
でも「安く買って、小さく売る」の繰り返しは、せどりにも似た“回転の良さ”があります。
もしかしたら、このやり方が合う人もいるかもしれない。
そう思ったのと同時に、自分自身の手法をちゃんと記録してみたいと思いました。
そこで、2025年6月は「30日チャレンジ」として毎日の取引を記録していく予定です。
■ 僕の投資遍歴:100万円かけて学んだ末に
ちなみに、ここに至るまでの投資遍歴も少しだけ。
- 最初はテクニカル分析の本を買って独学
- はじめて1週間で運よく10万円の利益で「これは簡単かも?」
- しかし、ビギナーズラックは3日で終了
- その後、月33,000円の株の勉強会に3年通い、学費は合計100万円以上
- でも、結果はほぼゼロ収益…
ファンダメンタルズは難しそうで避けていたし、YouTubeの手法も合わなかった。
「もう株やめようかな」と思っていた頃に出会ったのが、せどりと“せどり的トレード”でした。
■ 1銘柄集中のメリットとは?
ブログの著者は「かつては複数銘柄を扱っていた」と言っていました。
でも、暴落時にすべて下がってしまい、資金が回らなくなる苦い経験から、
今では「1銘柄集中」スタイルに。
この方針には、心理的な安定感もあります。
高配当銘柄であれば、含み損でも“配当”というメリットがある。
事実、僕もコロナ禍で三井住友の株を100株購入し、現在は300株保有中。
信用取引はこの銘柄のみ。配当ももらいつつ、せどりトレードで回しています。
■ 最後に:このシンプルな方法は通用するのか?
いま実践しているのは、ただひたすらに
安く買って、上がったら売る
それだけの方法です。
でも、不思議とこのシンプルさが今の自分にはちょうどいい。
このやり方がどこまで通用するのか──
次回からの“30日チャレンジ”で、リアルな結果を記録していきます。
興味を持ってくれた方は、どうぞ次回も読みに来てください。