みなさんは本をどのくらい読んで育ってきましたか?
50冊?100冊?500冊?
私は少ない方だと思いますが、ここ最近は本を読むことがものすごく楽しい!
USJと読書を天秤にかけたとき、今の私なら読書をとってしまうかもしれません。
なぜなのかは自分でも分からないけど、
本を読むことで自分が成長していることに楽しさを見つけてしまったのだ。
この記事では「本を読むこと」について熱く語っていきます!
本を読むことのデメリットと注意点
え…「本を読むこと」について、これから熱く語っていくんじゃないの?
ナイスツッコミや!
そう、これから「本を読むこと」について熱く語っていきますが、
その前にはじめに本を読むことのデメリットと注意点を挙げたいと思います。
このことを知らないと、本を読んだあと得られる効果・効能が少なくなり
本を読まなくなってしまいやすくなるので注意喚起となります。
本を読むだけではなく、実践してこそ価値がある
小説などは物語を楽しむものなので、特に必要なことではありませんが、
自己啓発、ビジネス、ファッション、ダイエットなどの実用書の場合、行動しないと人生は変わりません。
本を読む理由として
- 漠然となにかしら現状を変えたい
- 困っていることを解決したい
- もっと成長したい
などがあります。
今の状態を「変えたい」と思って本を読むのなら、読んだ後は必ず行動を変えなければ「変わりません」
小さなことでもいいです。本を読んだ後は「小さくても変える」ことがとても重要で、
それが本を読んだことの価値になります。
ファッション雑誌を読んだのなら、「いいなぁ」「おしゃれだな」と思ったコーディネートをマネする。
ダイエットの本を読んだのなら、散歩を10分はじめてみる、完食をしないなど
どんな小さなことでも行動してみてください。
私もファッション誌を見たとき、おしゃれだと思ったコーデの色の組み合わせを参考にしたことがあるよ。アイテムじゃなく、色の組み合わせは今あるアイテムでもできるからおすすめ♪
どの本を読めばいいのかわからない
いざ本屋に行ってみるものの、どの本を読んだらいいのか分からない。
その思い、めちゃくちゃわかります!
悩む理由として「1冊の本で正解を探そう」とするから、本選びで悩んでしまいます。
いきなり「自分にとっての正解」を選ぶことはできません。
このことを理解していると、本選びのハードルは少しは下がるのではないでしょうか。
私の場合は2つのポイントで本を選んでいます。
- 気になる表紙
- タイトルが響くもの
好奇心が赴くままに手にとってパラパラと眺め、なんか違うなと思ったらその本はやめ、
また好奇心がかき立てられるものを探します。
そういうことを繰り返していくと、目に映った本、手にとった本で「面白そう♪」と
感じる本が出てきます。
そういう本を読んでみてはどうでしょうか?
全部の本が自分の知りたいことや悩みをすぐ解決することはありませんが、
いろいろな本と出会っていくうちに「これだ!」と思う本に出会えます。
はじめから正解にたどり着くことを目指すのではなく、
「面白そう♪」と感じる本を読んでみることが、本選びに迷わなくなるコツです。
面白くなかったら買わなければいいだけのこと。パラパラとめくっていこう♪
本を読むことで得られるもの
本を読むことに対してのハードルが少し下がったのかなと思いますので、
ここから本題の「本を読む」ことについて熱く語っていこうと思います!
学校で習わない科目が本で学べる
書店に行くとものすごい量の本がずらっと並んでいます。
その多くは学校では学ばなかった自己啓発、ビジネス、ファッション、健康、食事など様々な種類があります。
本を読むということは自分の知らなかった世界にアクセスすることでもありますし、
自分の興味・関心事を深める行為なのです。
学生のときは勉強が嫌いでしたが、社会人になり学ばなくなった今、
本を読むことで自分の好きなことを深掘りしたり、現状をより良くする方法を学べたり、
または知らなかった世界(文化・カルチャー)に触れ新しい出会いが得られたりします。
本を読むことで視野が広がり、考え方やモノごとの見方が柔軟になることで、
これからの人生の可能性が大幅にバージョンアップすると考えたらワクワクしませんか!
本はまさに人生をアップデートする要素なのだ!
これからの人生に役立つアイデアや情報が得られる
最近読んだ小説に「あおとがよろしいようで」という本があります。
こちらの本の帯にはこのような言葉がありました。
人は皆、出会ったものでできている
引用元:あおとがよろしいようで 喜多川 泰
初めてこの言葉を見たとき「ゾッ」としました。
今の私を形成しているものは私が出会ったものの中から、
自分が好きだと思うものを選択し続けた結果であり、
もし選択しているものが違ったら、今の私の人生ではないということです。
私はサッカーが好きですが、
それは小学校の先生と一緒にサッカーをするのが楽しいところからきていますが、
もし、その先生がボクシングが好きな先生だったら、
ボクシングをしていたのかもしれないですし、
違うスポーツが好きになっていた可能性があります。
そしたら小学生の時遊ぶ友達も違っていたかもしれないし、
興味を持つものも変わっていたのかもしれません。
こんなふうに「人は皆、出会ったものでできている」
その考え方を知れた今、
今後の人生で出会うものが私を作っていくと思ったり、
今後自分がする選択で人生がいかようにも変わっていくことが知れた今、
ラッキーだと思いました。そしてものすごくワクワクする!
生き方のヒントが得られる
先ほど出てきた「人は皆、出会ったものでできている」という言葉。
これって生き方のヒントだと思いませんか?
本を読んでいると「あ、これ重要そうだな!」「こんな目線で考えていたのか!」という
さまざまなヒントとなる言葉に出会います。
ここでは先ほど紹介した「あおとがよろしいようで」から
ヒントだと思ったところ2つ挙げていきます!
「こういうのを『個性』ってんだよ。覚えときな」
「個性?」
「ああ、師匠から教わった通り、まったく同じようにできるまで練習して、間の取り方や、表情の付け方まで真似してできるようになって演ってみるんだけども、全然違うものになる。そうやって表れてくるのが個性ってやつだ。誰の真似もしないで、誰も演っていないことで、オリジナルを生み出して、自分らしさってやつを発揮しようとしても個性なんて育たないんだよ。俺が古典落語が好きなのはね、こうやってみんな同じ噺(はなし)をするのに、そこに一人一人の個性が色濃く爆発するからなんだよ。徹底的に同じことをやってみないと、個性なんて発露しない。だって、どこまでも同じことをやってるのに、一緒にならない部分のことを『個性』っていうだろ?」
引用元:あおとがよろしいようで 喜多川 泰
落語研究会の部長の碧と主人公の暖平が、落語の舞台を一緒に観ているシーン。
暖平が学園祭で演る落語の「茗荷宿」の噺を、YouTubeで噺家さんが演っているものを参考に練習していたが、いま舞台で観ているものを比べたとき、噺の内容は同じなのに、雰囲気も、テンポも、主人公とその妻のキャラクターもまったく違っていて、どちらを参考にすればいいのか分からなくなったとき、碧が暖平にかけた言葉です。
そのあと碧の過去の話が少しあってからすぐに
まさに、個性というのはそうやって育てるのだと碧に教わった気がする。小中高と暖平が育ってきた過程において、
「自分らしさを大切に」
「自分にしかできない何かを」
「あなたにしかない才能を開花させて」
「個性を大切に」
という言葉と何度と出会ってきた。先生からも何度言われたかわからない。でも、じゃあ自分らしさや個性はどうやって磨くのか、育てるのか、誰も教えてくれなかった。だから自分で考えるしかなかった。
「個性的」という言葉は「人とは違う」という意味で使われる。だから、人とは違うことをすることで個性が磨かれるのではないかとなんとなく思っていた。だが、いざ人とは違うことをやるとなると、それはそれで難しい。どれもこれもどこかで誰かがやってきたことばかりになってしまう。
「自分にしかできない何かって何だ」
「自分らしさって何だ」
そんなことばかり考えて何もできない日々は、そのうち暖平自身の心を無気力にしていった。そんな暖平の心に、碧はたった一言で、光を与えてくれた。
あの人みたいになりたいと、まるごとその人の真似をしようとしても、どうしても同じものにならない。そうやって生まれる違いのことを「個性」という。
これほどまでに、ハッキリと、しかも納得できる言葉で「個性の磨き方」を教えてくれる人に暖平は出会ったことがなかった。
引用元:あおとがよろしいようで 喜多川 泰
今の話、すっ飛ばしたでしょ。わかるよ笑!
たった3、4ページで個性の磨き方がわかったのではないでしょうか?
私も「自分らしさを大切に」って言葉よく見てきたし、よく聞いてきた。
サッカーも好きだから2006年W杯で引退した中田英寿さんが
「自分探しの旅に出る」という言葉にも影響され
「自分らしさを見つけ、表現すること」が、かっこいいことだと思ってきましたが、
そうじゃないんだ。
自分らしさとは、好き勝手に自分の好きなこと、得意なことだけをフォーカスして確立していくことではなく、
お手本となる人を徹底的に真似するけど真似できない部分が「自分らしさ」であり、「個性」として滲み出るものなんですね。
2つ紹介するって言ってたけど、もうお腹いっぱいだよね!
ヒントの紹介はこれでおしまい。
悩みの解決を助けてくれる
みなさんはどんな悩みがありますか?
- 人間関係の悩み
- 仕事関係の悩み
- 将来への不安
私にもそりゃ悩みはいっぱいあります!
もとはネガティブ思考だったり(今は割とポジティブ)、人との会話が苦手だったり、さまざまな不得意な分野があるよ。
その不得意な分野を「どうにかしたい」「よくする方法なないのか」と思ったときは
本をよく読んできました。
本を読んですぐに改善することはありませんが、本を読む前と後では考え方が変わり、
新しい気づきがあります。
その新しい気づき分を、自分は新しくアップデートできたと思うようになると、
悩みはどんどん小さくなります。
自分の中に答えがないから悩むのであって、自分の外に答えはあります。
外にある答えを知るには、人に相談して聞くか、本(他人の考え方が知れるエッセンス)を読むしかありません。
しかし相談する相手が同じ人だと、その人目線による情報しか吸収できなく、
もしかしたらその人の価値観が正解なのかもわかりません。
これは本にも同じことが言えます。
なのでいろいろな本を読み、「これも正解だけど、こっちも正解だよね」って
自分の中で判断していくことが大切だと思います。
本が最強の趣味になる理由2つ
あなたは趣味がありますか?
見当たらないのなら今日から「本を読むこと」を趣味にしてみてください。
自分をアップデートしていくことって楽しい♪
ここからは「本を読むこと」で得られる2つの理由を解説していきます。
非日常な体験が2,000円でできる
「非日常な体験…」
この破壊力のある言葉のパンチ、みんな好きですよね。
非日常な体験をするため、
「〇〇に旅行したい」「インスタ映えしてた〇〇食べにいきたい」など、
「非日常」に飢えている現代人。
実は本を読むことも同じ「非日常な体験」になるのです。
考えてみてください。日常的に本を読まない人が本を読むことは、
「非日常な体験」ですよね笑。
特に小説は自分の世界線にはない出来事を、頭の中で好き勝手妄想しながら体験できる物語です。
出演者も自分が好きな俳優を選んでもいいし、自分好みのオリジナルの演者を想像しても良く楽しみ方は無限にあります。
また、漫画も「本を読むこと」になります。
特にスポーツ漫画の青春感は大人になっても胸熱で、読むたびに懐かしい思いとやる気を起こさせてくれます。
スラムダンクには何度もお世話になりました。
サッカー部なんだけども…
無限の楽しみができる小説、読み込みほど魂が震える漫画。
どちらも高コスパで非日常な体験ができます!
新しい気づきが多くある
あなたは「本を読むこと」はあっても「本を書くこと」はありますか?
99%の方はないですよね。
「本を書く」ということは1%の特別な人なのです。
その特別で貴重なウルトラレアな人の考え方、モノゴトの見方、体験談が
多くの人に知ってほしいと思い、出版社を通して多くの本が世の中に普及しています。
そんな貴重なエッセンスの塊に、新しい気づきが多く詰まっています。
はじめから新しい気づきが何個も見つかる本に出会えたら読書は楽しいのですが、
すべての本に新しい気づきを見出せるものではありません。
気づきの少ない本に出会ったときはこう思いましょう。
あたいのレベルが上がったってことや!
まとめ
「本を読むこと」について語ってきました。
大事なことは次の2つ
- 本を読むことで自分がアップデートできる
- 読書をして実践しなけれは価値を生まない
本を読んだつもりにならないために、読んだ本の学びを記事に書いていくことにします!